人気のSUPER GTに参加!2019「SUPER GT」ピットクルー研修
ピットクルー研修に参加したユーピット長津田SSの那知上主任にインタビュー
____Q1:ご自身のご紹介をお願いします。
第十興産 長津田店 主任の那知上です。宜しくお願いします。
____Q2:今回参加されるにあたり、どういう意識をご自身持たれて臨みましたか。
車業界の研修ということではあったのですが、基本的にレースと工場というのは直接的には関わっていないので、何を準備して行ったらいいのか、自分が出来ることは何だろうと最初は思っていました。
手伝えることを手伝っていきながら、自分で自分の仕事を見つけて積極的に関わろうと意気込んで研修に臨みました。
____Q3:今回参考になったことは何ですか。いくつか教えてください。
やるべきことを主体的に探すことから始まりました。三日間という期間の中で出来ることを常に模索しました。
一日目は設営。テントをはったり、コミュニケーションをとりながら備品の様々な調整が必要でした。
二日目から、実際のレースのサポート。車を走らせながら数字の管理もしなければなりません。
やはりレースというのは、一分一秒を争うものなので、ガソリン、給油においても正確な数字の管理が必要となってきます。
ガソリンの中にエアーが溜まっていると時間もロスしてしまうので、流速も計算しながら、温度、標高も考慮して話しあっていかなければなりません。
役割は細分化されていて各自決まっていましたが、こうしたら速くなるのではと、チームで連携して何度も皆で真剣に提案し合いました。
そこで、気付いたのですが、普段お客様と接している日常と、決して多くはかけ離れていなかったのです。
”お客様の車の状態を親身になって把握し、さらなる改善策をご提案する。”
SUPER GTにおいても、普段のお客様への姿勢と通じるという点を初日から気付けたのは良かったです。
それを私自身メインテーマにして決勝に臨めたので、楽しかったし、大変良い経験になりました。
____Q4:初日、二日目にそのような気づきが出来たのは収穫でしたね。そして、いよいよ本番の最終日。現場で得たものを教えてください。
最終日、決勝ラウンド。レース本番。いよいよ順位が決まる。
プロフェッショナルな世界。
交渉一つとっても時間との戦い。
タイヤ交換、ピットも最善の状態に。極限の緊張状態。
決勝時は、私達のすべき事は全て整えた状態なので、遠くから見守ることしか出来なかったのですが、一秒争うのに、お互いの報告が重要で、サポートチームもメカニックも連携が必須であると痛感しました。
____Q5:今回得た経験を、ご自身なりに現場にどう還元していきたいですか。
”現場の一ミリ、一秒に対する意識を高める”というスローガンがありましたが、那知上さんの今後に対する思いを教えてください。
今回は三つの母体が合わさったパシフィックレーシングというチームでした。
ドライバー
中日本自動車短期大学
第十興産
という編成でレースに挑みました。
これを自分の普段の仕事に当てはめると、第十興産ユーピット長津田SSというチームにおいて、フロント、整備、様々なスタッフで、いかに綿密な連携が必要か。
そして、その連携が、顧客満足度を上げていく。
”現場の一ミリ、一秒に対する意識を高める”という観点から、SUPER GTが目指していることと相違はありません。
今後もそれを意識していきたいです。